無知無学者のための世界通史
「とりあえず」というと西島秀俊氏に怒られそうなので、何となく日本史の勉 強はすませたとして世界史に進む。 今回選んだ基本書は、H・J・ウェルズ(訳:長谷川文雄、阿部知二『世界史概 観 全二巻』(岩波新書)。 なぜこの本を選んだのかというと、いつ買ったのかも定かではないが、ずっと 書籍専用の押し入れの中で眠っていたからだ。 上下2冊とはいえ、それほど分厚い本ではない。だが最悪だった。内容云々よ りも、とにかく文字が小さく薄い。世界史の勉強をしようと考える人は、この 本は絶対選ばないほうが良いと、落選運動のようで申し訳ないが個人的には思 う。 著者のH・J・ウェルズ..