【回顧と】谷津嘉章/さらば闘いの日々【悔恨】
多分、人間には2つの種類があります。星を持つ者と持たざる者。大きな星を持つ者は本人がそれと意識しなくとも周りが自分に都合よく動き常にアタリを引く(もしくはハズレをギリギリで回避する)人生を歩む。持たざる者は常に岐路の分岐に失敗し、裏切られ、失い、悔恨だけが残る。前者の代表が長州力、後者の代表が谷津嘉章のような気がします。失ったもの…信用、金、友人、情熱、そして右足。 「さらば闘いの日々」 (2019年11月宝島社より発売/谷津嘉章著) クレジットは谷津嘉章著になっていますが、正確には谷津の著作ではありません。地の文は別の人、つまり、聞き手・書き手が谷津の発言をそれっぽくまとめているインタビュー…